はじめに
タイトルのごとく、日本では滅多に発生しないストライキですが、ヨーロッパでは特にフランスではしょっちゅう起こるこのストライキ。
台風などの災害と同じように、旅行者からすると不可抗力な理由でのキャンセルとなるわけだ。名目上はショッピンング保証でもキャンセルプロテクションでもなんでもいいから、この不可抗力に対応する保証を追加してもらえないものだろうか。
パリに行こうとしたらストライキにあった(2019冬)
わたしの記事をちょこちょこ読んでくれている方ならもうお分かりかもしれないが、わたしはパリに行ったことがありません!今のところ。
トラクターや山羊やヒツジでさえパリに行っているのにね。人間なのに私はまだなのですよ・・・。
ということで、やっとやっとその機会がやってきて2019年12月にパリに行く!という記事が書ける!と思っていたのですが、逆にパリに行けなかった記事を書くことになった次第です。泣
「2019年12月 パリ ストライキ」などで検索していただくと当時の記事がいっぱい出てきます。
公共交通機関がパッタリと止まってしまうので、地方から電車でパリに向かう予定だった私は完全にアウト。前日に電車ストップ確定のお知らせが届きました。
ストライキでパリに行けない、どうする?
電車:
地方〜乗り換え地点、乗り換えて長距離鉄道〜パリの予定でしたが、どちらも止まりました。確定情報が出るのは前々日〜前日になります。登録しているE-mailに連絡が来る場合、または自分で鉄道会社のホームページで調べるという方法で、確定情報を得てください。
予約していたのは指定座席の電車だったので、鉄道会社の払い戻しによってこのチケット料金が全額返ってきました。
お食事(ディナーの予約):
お店に直接連絡しました。ストライキで行けません、とのことを伝えるとキャンセル料もなく普通にキャンセルできました。
ホテル:
ですが、ホテルはキャンセルできませんでした。ストのため行けないといっても「そんなの知りません」というわけです。
パリのホテルって高いですよね、3泊くらいの予定でしたが他の地域のホテル料金とは比べものになりません。
クレジットカード会社に言いたいこと
ここのところをですね、キャンセルプロテクションが効かないものかと声を大にして言いたいのです。私にとっては完全な不可抗力。
たしかに、飛行機は動いていますが、前日にこのストライキの状況でビジネスマンが大量に振り替えしているパリ行きの路線ですよ、取れるわけがないじゃないですか。
日本で発行するクレジットカードなら、日本人用に定款を定められますよね。なら、ストライキをキャンセルプロテクションに入れることがなぜできないんだ?他の国やストライキが多発する国ではこんなキャンセルプロテクションつけるとカード会社が大損するだろうので、含まれないというのもわかる。
でも、日本では発生することのないストライキに旅行先で災害のように出くわしてしまったら、予定が全て狂います。「海外トラブルサポート」と、いつもうんぬん言っているクレジットカード会社がなんとかしてくれ、困ってるんだ!!と考えるのが普通なのではないのでしょうか。
いつもこんなことをうたっていますよね
海外旅行傷害保険
旅行中の病気やケガを補償する、安心の保険サービスです。
疾病治療費や賠償責任、携行品損害も補償いたします。
のようなこと。携帯品の損害は保証してくれるのに、旅で目的地に行けない人は助けてくれないの?今日から目的地外の場所で、ホテルから何から探さないといけない・・・。余計にお金がかかる。予算オーバーになっちゃう!私のせいじゃないのに!!
というピンチな状況なのに、なんで助けてくれないの?
キャンセルプロテクション
カード会員本人の社命出張に基づくキャンセルの場合
なんで仕事の出張によるキャンセルがOKで、不可抗力のストライキによるキャンセルがダメなの?と思いませんか?
ショッピング保証だって同じこと。買った商品が利用できない状態になっているのに、なんで返品できないの?未使用品だよ?!と思いませんか?
怒りのパワーで探した個人旅行用ホテルキャンセルプロテクション
たいていのパック旅行や旅行会社を使ってのツアーはストライキによるキャンセルをその旅行会社が保証してくれます。
ですが個人旅行では切符や食事はキャンセル可能なことが多いですが、ホテルキャンセルができないんです。いちばん出費の多いホテル利用代金が返金できないので困るのです。そんな中、個人旅行の宿泊予約でも保証してくれる保険プランを見つけたのでご紹介いたします。
個人旅行用宿泊専用保険「宿泊キャンセル保険」
ホテルだけのキャンセル保険ならこんなのがありました。海外・国内のどちらの宿泊場所でもOKなようです。
アリアンツの「宿泊キャンセル保険」がぴったり!!
なんでクレジットカード会社ができないの?
アリアンツさんがこんなに親切な保険を作っているのに、なぜ同じことがクレジット会社でできないの?と腹立たしいです。
- そのクレジットカードで宿泊のお支払いしたら、自動的に加入(利用付帯)
- 保証を使うときは自己負担金1万、など
とすればいいでしょうに。
不可抗力のケースを増やすべき
ストライキだけでなく噴火やパンデミックにも対応していませんよね。もうすこし柔軟に現代の支障にあわせて定款を見直すべきです。
払っている会費分くらいのサービスを提供してください。
国外からわざわざ国際電話で問い合わせたのに、どこのカード会社もまったく力になってもらえずガッカリでした。「規定の4つのどれにも当てはまらないため、対象となりません」の一点張りです。
もしも飛行機でパリに行っていたらどうなっていたか?
パリまでは行きました!という方もいるかもしれません。もちろん、長距離便の日本 → パリ間の飛行機は動いていますから、旅行を続行される方もいるでしょう。
ですが、パリ市内はほとんど停止しています。
- 美術館(要確認、閉まっていることがある)
- 観光名所(要確認、閉まっているかもしれない)
- お食事やさん(スタッフもお客も来れないので、閉店にしているかも)
- 交通機関(停止中)
- タクシー(みなが車・タクシーを使うので大渋滞)
- スーパー(搬入未達により物がすくなくなる、または高い)
と、不便なことだらけ。たとえ行けたのしても行かない方が良さそうです。
ということで、浪費があった12月でした。いつかパリに行きたいです。涙