海外遠距離恋愛や短期留学・バックパッカーの方が気になる「ヨーロッパのシェンゲン協定国の滞在制限」について、滞在可能日数のめやすを、かんたんに計算できる計算フォームを作成いたしました。

 

はじめに

あらゆる180日の期間内で最大90日間」滞在可能って、結局どういうことなの?と、私自身も感じていたためです。

 

計算フォーム

滞在限界日の算出

黄色の欄に現地への「入国予定日」を入力してください。
・滞在限界日とは、シェンゲン協定国から出なければならない日のことです。
・最大90日間とは、シェンゲン国境規則で定められた日数のことです。
・滞在限界日までに、シェンゲン協定国から出てください。

入国予定日 「最大90日間」 滞在限界日

消化日数の算出

黄色の欄に現地「出国予定日」を入力してください。日本に帰ってくる日付ではありません。
・消化済日数は、この旅行で消化した滞在済の日数のことです。

出国予定日 消化済日数

残存日数の算出

・残存日数は、この旅行で消化しなかった、再渡航可能な、残っている日数のことです。
・日数クリア日は、最大90日間が復活する日です。この日付の翌日から90日間連続で滞在可能になります。
1度目の旅行から180日(日数クリア日)より前に再渡航したい場合は、残存日数分滞在可能です。
残存日数が残っている場合、滞在限界日までに残存日数分、渡航・滞在が可能です。

残存日数 日数クリア日

残存日数が残っていない場合、日数クリア日の翌日になるまで、シェンゲン協定国へは入国はできません。
翌日以降はまた一括でも、とびとびでも、最大90日間の渡航が可能となります。

 

ここまでのまとめ

1月10日に入国して2月4日に出国すると26日消化して、64日余っている。
クリア日は7月9日で、そこからまた90日入国可能。

 

 

2回目の旅行を最大90日間とりたい場合の計算

1回目の旅行から帰国して、2回目の旅行を
・残存日数とあわせて最大90日間滞在したい。
・最大90日間が可能となる、最短の日付が知りたい。
という方向けの計算フォームです。

最大90日滞在できる最短渡航日の算出

上に、「入国予定日」と「出国予定日」を入力している場合は自動で表示します。

(前)入国日 (前)出国日 残存日数

・再渡航可能日は、この日から連続して90日の滞在が可能です。
・残存日数が残っているほど、連続して90日取れる、再渡航可能日が早まります。
・滞在限界日は、90日後の現地を出国しなければいけない日付です。

再渡航可能日 滞在限界日

 

2回目を最大90日取るときのイメージ

1回目のクリア日の7月9日から26日を引いた5月6日から、90日間の滞在が可能となる。
2回目の入国日の5月6日から180日後の11月2日が、2回目のクリア日となる。
8月4日から11月2日までの90日間は、入国できない。

 

おわりに

シェンゲン協定に関する Q & A は別のページへ移動しました!コメントもこちらのページから受け付けております。

 

さらに、わからないことや間違いがありましたら、ご連絡ください。順次、追記訂正いたします。日程の計算についてこんな計算してほしい!というご要望も受け付けています。