ペリゴール地方の黒トリュフ市場!マルシェオトリュフ(Marché aux truffes)に行ってきた

黒トリュフ市場?ペリゴール地方のマルシェオトリュフ(Marché aux truffes)に行ってきたよ!レポレポ!!

 

ペリゴール(ペリグー)地方とは

黒トリュフとフォアグラが有名な土地です!フォアグラ=鴨肉の名産地でもあります。そのほかには貴腐ワイン(甘いワイン)などが有名です。ちょっとした観光箇所はありますが、まあまあ田舎で何もないところですが、農地〜飼育地はたくさんあります。

なので、

  • ジビエが美味しい!
  • きのこが美味しい!
  • なんと言っても鴨&フォアグラ料理!

のほうが観光より有名なところです。

 

マルシェオトリュフ開催期間

毎年11月〜2月の毎週月曜日 朝10時開場

Le marché aux truffes de Sainte-Alvère(フランス語サイト)

 

目安到着時刻

10時Openなので、20分前の9時40分には到着するように心がけましょう。

でないと、車を停めるところがなくなってしまいます。すくなくとも10分前には会場のゲート前に並び始めましょう。

10分前だとすでにかなりの人が集まっています。後ろのほうに並んでしまうと、入れることは入れますが、人々の波にながされて思うように動けません。

15〜20分前に到着しておき、ゲート前になるべく近い位置に陣取るのがベスト!

すこし暖かい格好でいくと良いです。そこまで寒くはないですが、立ちっぱなしで15分くらいは待てるように。会場外でもコーヒーは売っていますが、保温マグに暖かい飲み物を入れて行ってもいいですね。

 

オープンするとこんな感じ

会場内にみんな吸い込まれるように一斉に流れこみます。

会場はさほど広くありません。前のほうに並んでいる方は、お目当てのお店があるようで、ダッシュでその場所へ向かいます。開場まもなくお客さんでギュウギュウ詰め状態になりなかなか奥まで進めません。

入るともわっとトリュフの良い匂いにつつまれます。たくさんの人がいるのに意外と静かです。

前のほうに並んでいる方たちは、1個〜2個というかわいい買い方ではなく、両手に山盛りレベルで買っていくのでお品は急激になくなっていきます。たぶんみなさん業者の方なのかな。個人用というよりかは「買い付け」のような気がします。

導線上に流されてしまうと、なかなかカウンターに置いてある黒トリュフのお姿をみることができません。カウンター側まで大きな体のフランス人をかき分けて進むのはなかなか難しいです!はね返されるし、あちらこちらに流されながらやっとカウンターに到達できたのでした。。。

 

それにしても、すごい勢いでトリュフがなくなっていきます。

購入が終わった人はすぐに会場を出ていくので、空いてきたな・・・と思ったらもうその頃には良いトリュフはほとんど売り切れています。15分後にはほぼ完売です。

最初の5分〜10分以内に思い切って購入しましょう。

どう考えても、お店で食べたり日本で食べるより、絶対的に安いです。

 

価格帯

ほとんどのお店はキロ単位で価格が書いてあります。いくつかのお店は個体のグラム分の価格を表示しています。計って書いてあるものと、測らずに単位価格しか書いてないお店があります。

だいたいはこの3つ。高いところは1,200と書いてあったり、安いところは650と書いてあったりしますがほとんどのお店は800〜1,000の価格設定をしています。

  1. 1,000ユーロ
  2. 900ユーロ
  3. 800ユーロ

それぞれの特徴としては

1,000ユーロ:虫食い、欠けがない。一塊が大きいもの(高級レストランで出される品質)
900ユーロ:程々の品質(レストランで出せる程度)
800ユーロ:虫食い、カビ、削ぎ落とされた箇所があるもの(犬に噛まれた)、形が丸や四角のかたまりではないいびつなもの。小さいもの(家用)

 

良い黒トリュフの見分け方(ペリゴール産)

用途や食べるタイミングで価格とのバランスを見ながら購入するといいです。今日食べてしまうお家用は800レベルの程度でも十分だったりするし、週末や今後の予定で人に出す予定のものは、日持ちも考えてすこし良いものにする、など。

 

見た目:

  1. 断面はクモ状の白い線が細いほうが良い。
  2. 断面が見えている場合、より黒色が強いものを選ぶ。
  3. ゴルフボールのように丸いものがよい。いびつなものは成長過程にいろいろなストレスが加わっている可能性が高い。ゆる〜りと育った前者のほうが良い香りがするとのこと。
  4. 表面に白いところ(カビ)がないもの
  5. 表面の色がより黒いものを選ぶ。
  6. 穴が空いていないもの。ものによってはたくさん穴があいていたりする。これは虫がトリュフを食べた跡。業者によってはいちど水で洗われた可能性のあるトリュフ。黒く重く、穴の数が少なければ見た目はイマイチかもしれないがいちおう「良い」もの。
  7. 表面は、ツルツルでないものを選ぶ。でも表面の結晶のような粒々の大きさ?ゴツゴツさはあまり関係ないかも(ライチの表面のようなゴツゴツ)

 

 

匂い(香り):

白トリュフとはまったく違うやさしい自然な匂いです。でも、なぜかクセになるのは同じ。袋に入れて「スー ハー 」したくなります。

  1. 森の香りが強いものを選ぶ。土やきのこの匂いももちろんする。
  2. 新鮮なトリュフからは、刺激臭やムッとする匂いはしない。(腐敗臭)

 

触感:

  1. 堅いものがよい。塊をころがしながら軽くいろんなところを押さえ(押し)てみる。やわらかい場所がないことを確認する。
  2. 重いものがよい。同じ大きさの塊がいくつかあるなら、それらのうち一番重いものを選ぶと良い。=水分の蒸発が少ない=新鮮であるということ
  3. 乾燥しすぎていないもの

 

備考:

夏のトリュフと冬のトリュフでは冬の方が美味しい(香りが強い)です。

小さいものいくつかと、大きいものひとつならどちらを買う?と言われると、大きいもののほうが香りがよいようです。

書いてある数字がグラムなのか、値段なのかぱっと見わかりづらい。ので、だいたい買いたいサイズとその重さをイメージしてから行くといい。

 

目安:

  • お店でよくみるサイズ:50グラム前後(45〜55g程度)ーー人気サイズ
  • ゴルフボール1個分くらいの大きさ:20グラム前後(15〜25g程度)
  • 小さいもの:10グラム前後(5〜10g程度)

上のサイズを1,000ユーロ/kgで計算するとそれぞれ、

  • お店でよくみるサイズ:50ユーロ = 5〜6千円
  • ゴルフボール1個分くらいの大きさ:20ユーロ = 2〜3千円
  • 小さいもの:10ユーロ = 1,500円程度

というイメージになりますね。入場前に金銭感覚をイメージしておきましょう!

 

終わりに

この日は暗いうちに起きて、お出かけの用意をします。寒さは日本ほどは寒くないけれど、冬は天気が安定しないので足元が悪い場合が多いでしょう。車で会場に向かう途中にザッと降ったり、やんだり。

ペリゴールではない地方から車で数時間かけて向かう方が多いと思います。ですが、10時15分には退場し、特にあれこれすることもないところなので、お昼頃には家に戻ってこれるでしょう。

 

個人的には黒トリュフはスライスでたべるより、ちぎってブロックで食べる方が好きかもしれない。噛んだときにふわっと香りが広がりなんとも言えない。

スライスだと見た目は綺麗なのですが歯応えというか、噛んだときのふわっと感が少ないんですよねー。

 

旅行の際のお洋服選び、どのコーデをもっていく?

たった3泊4日の旅行でも、お洋服選びって迷いますよね!

お昼は観光やお買い物、よく歩くからカジュアルにTシャツとパンツ・スニーカーくらいで過ごすことが多いと思います。けれどディナーにはちゃんとしたお洋服を着ていかないといけなかったり。

続きを読む