イエメン料理って知ってますか?
タイ料理もそこそこ食べましたし違うものが食べたいなと思い、ふらっと入ったのがプーケットパトン の「イエメン料理」のお店。
これがとっても美味しかったので声を大にして一押ししたいと思います。
このページの内容
ランチ・・・どこ行こう「暑い、クーラー」
この日はお昼からうろうろしていて時間的に「もうランチ難民になるのでは?」という時刻14時くらいでした。
暑くてとりあえずクーラーの効いたお店がいいなと思って探していたものの、タイ料理のお店はタイてい扇風機だけのお店が多く、かつ客引きをしているお店はなんだか嫌で、タイ料理自体もちょっと飽きてきている頃でした。
そんなとき、Baan Laimai Beach Resort Patong ホテルの近くに三角州のようなブロックがあるのですが、このあたりを歩いているときに今回のイエメン料理のお店を見つけたのでした。
いえ、本当のことを言えば「イエメン料理」を見つけたのではなく、たまたま入ったお店が「イエメン料理」だったという方が正解です。笑
クーラーにつられて入ったのでした。
いちおう、お店の前に置いてあったメニューをパラパラめくってどんな内容かは確認しました。メニューの横では香ばしく何かが焼かれるいい匂いがしていました(中は見えない)。勇気をだして扉の中をチラ見したところお客さんが結構入っていたんです。
きっといろんな意味でマズイおみせではないだろうと思い、このお店に決めたのでした!
お店の雰囲気。↓
イエメン料理とは
イスラム教の文化+アフリカの影響を受けた独自の文化・食文化のお料理っぽいです。夜よりもお昼にしっかり食事をとる、とネット情報にありました。
日本国内のイエメン料理やさんを調べてみたのですが、関西・東京では検出できませんでした。
イエメン料理「Alsaeed(アルサイード)」の場所はというと?
三角州の先端にあります。パトン に慣れてくると、とくに難しい場所ではないですが道路に面したところにはテラス席があって、中へ続く扉はその奥にあるのでちょこっと入りにくいです。
このあたりはアラブ人街なのか、アラビア語のような読めない文字がgoogleマップ上に現れます。タイ語も読めないですが、これはタイ語・・・?ではないな、アラビア語かな?という感じです。
※ 付近のお店もチラチラのぞいたのですが「客ゼロ運動」中と思われるお店もちらほら。お客さんのいないお店は入らないようにしました。
お店の内装と雰囲気
中に入ると壁に貼ってあるメニューがタイ料理ではないので、なんだかアラブ感が増しました。わくわくです。
テレビではサッカー中継をしていて、男性方がランチしながらみています。
お席を見わたすと手で食べてる方が半数以上。グツグツと熱そうなお肉っぽいものや野菜の彩りのあるものなどいろいろなものを皆さん食べていました。
メニューを見るとどれもお肉がしっかりめで美味しそう!!
真剣にメニューを選んでいた私に、同行者がひとこと。
「えっ、このお店って女性禁制なのかな?なんか見られてない?恐」
そ、、、そう言えば女性のお客さんは一人もいません。お客さんも若くてもおひげのある男性方だけ。スタッフも大人の女性1名以外はすべて男性。
「あーーーー、まぁーー、入っちゃったし、怒られなかったし、注意されなかったし、ここタイだし、プーケットだし、許されるんじゃない?」と私。
来たからには気にせず食べることにした私でした。それでも多少は視線が気になりましたがメニューがとっても美味しそうだし食べたい。
店内は蛍光灯なのでそこまであかるくないですが、不潔な感じはないです。
メニューを選ぶ
メニューには牛もありますが、チキンとラムが多かったです。ということでラムのお肉料理をひとつは頼みたいなと。あと、皆さんが食べている「ナン」のようなもっと薄いパンみたいなもの。これも頼まなければですね。
ランチだったのでたくさんは頼みません。
- khubz ホブズ(薄いパン)
- 46番 Fahsah ファフサ(ラムの赤身の煮込み)
- Shawarma シャワルマ(ケバブ的ラム肉のラップサンド)
の3つをオーダーしました。写真がついていなかったら英語でも読めなかったかも。
そう!忘れていましたけれどメニューにお酒はありませんでした!!!
暑かったのでビールがいいなーと思っていたのですがありません。コーラをグビグビいってしまいました。
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実食!びっくりするくらい美味しい!!
サービスの前菜(Maraq)
まず運ばれてきたのは、サービスの野菜とスープでした。
このスープがかなり気に入りました。ターメリックの色をしています。ラムの出汁にスパイスを入れた塩味のスープですが、クミンが効いていて美味しいのです。
イエメン料理では必ずといていいほど食事の最初に出てくるそうです。レモンがついている場合は絞って入れても良いとのこと。
野菜はそのままつまんでもいいし、ちぎってお料理に混ぜ込んでも良いようでした。
ファフサ
お待ちかねのパンとラム煮込みがでてきました。
器になっているのは韓国料理でピビンバを頼んだときに出てくるような熱々のお皿。中はグツグツ煮えたぎっていてスパイスのとってもいい匂い!
このまま食べると火傷しそうなので、器に取りすこしさましてパンにのせて食べました。いつまでたっても石鍋でグツグツです。
ラムはすべてほぐされていて、臭みもなく食べやすいうえにカレーとはまったく違うスパイスで食欲をそそりパクパクいけちゃいます。ニンニクやクミン、コリアンダーシードぽい
シャワルマ
お肉ですでにだいぶお腹いっぱいになっちゃっいました。お持ち帰り可能なラップ巻きにしておいてよかったです!
↓ ちょっとかじっちゃったけれどこんな感じで「ドネル」ではないケバブがはいっていました。
お店の方に持って帰りたいと言うと、袋に入れなおしてくれました。
お会計を済ませて立とうと思ったとき、まだお茶があるから飲んでいかないかと言われました。
紅茶(ダージリン)のようなものでお砂糖がついてきます。甘くして飲みました。
レストランの概要
日本ではイエメン料理を食べれないので、ぜひ体験してみてください。
施設名 | Alsaeed restaurant(アルサイードレストラン) |
住所 | شاطئ باتونغ،، Kathu District, プーケット 83150 タイ |
電話 | +66 82 010 2003 |
営業時間 | 7:00〜2:00 |
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おわりに
ちなみにですが、クミンがけっこう入っています。クミンはダイエットフードと呼ばれるようにいろいろなビタミンや栄養素が入っています。抗酸化作用や胃腸によいといわれ美肌・便秘に効果があるのですが、イエメン料理は全体的に日本人が普段カレーなどで食べるクミンよりもだいぶ使用量が多いです。(と感じました)
腸を活性化させデトックス効果が高いので、急に食べすぎると下痢になる方もいるそうですのでご注意を。(たとえ下痢となっても長続きするようなものではないのですぐ止まります)
予約を取る必要はないでしょう。食べたことのない複雑な美味しさとシンプルなスパイスですので機会がある方は是非オススメします!
調べたところ朝の7時からと書いてありました。しかも夜中の2時まで?すごいですね。