ラロッシュポゼやビオデルマはフランスのどのファーマシーにもある。値段ももちろん日本で買うよりお安い!のだけれども、自分にあった商品を探すのが難しかったです。フランス語のできない私は棚と携帯と必死ににらめっこなのでした。
このページの内容
はじめに
乾燥するのと日焼け等で肌がなんだがカサつくので、もっちりと潤う化粧水を探していたのです。日本でたまに使っていたラロッシュポゼがもっちりと結構いい感じだったので、フランス産のメーカーだし、簡単に手に入るだろう(同じもの)と思っていたものの、そううまくはいかず・・・。
「どんだけ長い時間ファーマシーにいるんだ、この人」という目で見られていたかもです。
まあ、旅あるあるなのかもしれませんが・・・。
Micellaire(ミセレール)はちょっと違うもの!
見た感じが化粧水っぽい、クリアなボトルの液体ほとんどにこの「Micellaire」という表記があります。あれにも、これにも、ちいさな文字列をよく見るとミセレールと書いてあるのです。
つまり「ローションっぽい液体が入ったボトル」のほとんどが、日本でいうところの普通の化粧水ではないので注意が必要です。
これらの商品は、日本でいうところの水でメイクを落とす「水クレンジング・クレンジングウォーター」タイプの化粧水(ややこしい)で界面活性剤が入っています。
界面活性剤といえば、石鹸や洗剤の主成分となっている「汚れを落とす」成分ですが、水クレンジングに含まれているのは「非イオン界面活性剤」という皮膚への刺激がすくないものなので、お肌の負担になるようなものではないそうです。
振ったらすこし泡立つ=界面活性剤が入っている。といっても、ミセレールに使われているような刺激のない界面活性剤もあるので安心して使ってよさそうです。
ちなみに、フランスでは私はスーパーで買った安い「DIADERMINE」というミセレールをメイク落としとしてだけではなく、気が向くときに日常的に使っています。朝や庭で汗をかいたとき、さっぱりしたいときなど1日数回拭いているときがあります。逆にいえば水でバシャバシャ顔を洗っていません。
フランスの水は石灰を含むのでなんだか日本で顔を洗うのとは洗いあがりがちょっと違います。シャワーのあとにミセレールで整えるのが一般的のようです(石灰を拭き取っているのかな?)。化粧水とは違いますが「保湿!」と書かれているものはほぼ化粧水のように使えることが確かなのでおすすめです。
→ DIADERMINEのミセレールの紹介・レビューはこちらの記事参照
→ GARNIERのミセレールの紹介・レビューはこちらの記事参照
同じブランドでも日本と同じ製品があるとは限らない
「もっちり」タイプ化粧水は気候や習慣的に日本向け・というかフランス以外用に作っている商品なのかなと思います。。。逆に日本では見たことのない商品がフランスにはあるのかなと感じました。
さっぱりタイプの化粧水はすぐに見つかった
Biodermaの、Hydrabio Toniqueというのがぱっと目に入ったのでこちらを購入してみたのですが、さっぱりしていて保湿がたりないのです。
こちらでは、さっぱりタイプの化粧水でキメを整えたり急速に水分補給したあとに、クリームや美容液で保湿をするという感じなのかな。
日本ではいつも保湿化粧水1本で、クリームや美容液をあまり使わないのでめんどくささをすこし感じてしまい「やっぱり違うなぁ」と思い、さらに他のものを探すことにしました。
→ Biodermaのトニックの紹介・レビューはこちらの記事参照
商品を見ても単語がよくわからない
さて、お目あての「LA ROCHE POSAY」に限定して、化粧水探しを再度始めたのですがボトルに書いてある単語(フランス語)の表記がよくわからなくて、なかなか手に取れないのです。
日本だったら裏を見れば日本語で「保湿化粧水」とか書いていますよね。そんなものあるわけないので、表だけで勝負なのです。
なので、化粧水などの基礎化粧品で使われていそうな基本的な単語を調べてみました。
その1、部位的な単語
visage | ヴィサージュ | 顔 |
---|---|---|
yeux | イユ | 目 |
Jeu | ジュ | 頬 |
bouche | ブッシュ | 口元 |
contour | コントゥール | 周り |
peau | ポー | お肌 |
Cils | シル | まつげ |
Sourcils | スールシル | 眉 |
Paupières | プッピエール | まぶた |
その2、カテゴリー的な単語
soin | ソワン | スキンケア |
---|---|---|
kerium | ケリウム | ヘア&スカルプケア |
démaquillant | デマキヨン | メイク落とし・クレンジング |
micellaire・micellar | ミセレール・ミセラー | クレンジングウォーター化粧水 |
nettoyage・nettoyant | ネトワヤージュ・ネットワヨン | 洗顔料 |
purifiant | ピュリフィオン | 毛穴の汚れや古い角質をとる |
nourrissant | ヌリッソン | 美容液 |
nourir | ヌーリール | 美容液・栄養補給 |
Sans rinçage | ソンリサージュ | すすぎ不要 |
Réparer, réparatrice | レパレー、レパラトリッス | 修繕する、補修する |
その3、肌質を表す単語
Peaux sensible | ソンシブル | 敏感肌 |
---|---|---|
Peaux sec | セック | 乾燥肌 |
Peaux normal | ノルマル | 普通肌 |
Peaux grasse | グラース | 油分肌 |
Peaux mixte | ミクスト | 混合肌 |
Peaux irrite | イリット | 炎症のある肌 |
その4、〜用を表す単語
matin | マタン | 朝用 |
---|---|---|
nuit | ニュイ | 夜用 |
ride | リド | シワ |
anti-ride | アンチ・リド | シワ予防 |
taches | タッシュ | シミ |
anti-âge | オンチィ・アージュ | 老化防止 |
vieillissement | ヴィエイユスモン | 老化 |
blanchissant | ブロンシソン | 美白 |
bronzer | ブロンゼ | 日焼けした |
acné | アクネ | にきび |
rougeurs | ルジェール | 顔の赤み |
lifting | リフティング | 引き締め |
transparence | トオンスパホンス | 透明感 |
revitalisant | リヴィタリゾン | 活性化・活力を与える |
doux | ドゥ | やさしい・ソフトな |
その5、〜成分配合を表す単語
raisan | レザン | ぶどう |
---|---|---|
amande | アモンド | アーモンド |
soja | ソジャ | 大豆 |
miel | ミエル | ハチミツ |
extraits de fruits | エクストレ・ド・フリュイ | 果物エキス |
protection | プロテクシオン | 保護 |
hydratation | イドラタシオン | 保湿・水分補給・モイスチャー |
apaisante | アペゾント | 抑える、落ち着かせる、整える |
その6、テクスチャを表す単語
crème | クレーム | クリーム |
---|---|---|
èmulsion | エミュルシオン | 乳液 |
fluide | フリュイド | 液状 |
gel | ジェル | ジェル |
mousse | ムス | ムース |
lait | レ | ミルク状 |
lotion | ロシオン | ローション |
masque | マスク | パック |
léger | レジェ | 軽い |
lissant | リッソン | なめらか |
souple | スープル | 柔らかい |
riche | リーシュ | リッチ感のある |
その7、その他見かけそうな単語
anti-solail | アンティ・ソレイユ | 日焼け止め |
---|---|---|
rayon violet | レイヨン・ヴィオレ | 紫外線 |
sans alcool | ソンザルクル | アルコールフリー |
jeunesse | ジュネス | 若さ |
dermatologie | デルマトロジー | 皮膚学 |
stresse | ストレッス | ストレス |
pollution | ポリュシオン | 大気汚染 |
こんな感じの単語がボトルに書いてあります。
動詞の形になっていたり形容詞になっていたり形が変わることはあるけれどもなんとなくスペルが似ているので「なんとなく」でも意味がつかめてきます!
そのボトルを作った意図がなんとなくわかるような気がしてきました。
保湿成分の入ったローションでシワを予防する効果、とか文脈が見えてくるようになりました。
フリュイドとローション?
「液状」ということくらいしかわからなくって、何がどう違うの?と調べてみたのです。
fluide(フリュイド)・・・液状
lotion(ローション)・・・透明の液状
・・・わ、わかんない・・・。
フリュイドの方がより液状なのかな?でも、ローションのほうがさらに液状だよね?と謎は深まるばかり。ネットで調べてみると「フリュイドローション」という一続きの文字が・・・。あまり深く考えなくても「液体」っていうことでよいのかな。
テクスチャの硬さからいうと、個人的なイメージでは下のような順番かな。
crème (クレム )クリーム > èmulsion(エミュルシオン )乳液 > fluide(フリュイド) 液状タイプ > lotion(ロシオン) ローション
フリュイドとローションはイコール(=)の存在なのかも。
と思うことはいろいろあるのですが、要は「作った会社によって表記方法が違う」くらいの違いかもしれないですね。区別は必要なさそうでした。
おわりに
お勉強のあとは実際にファーマシーに選びに行ったときの記事を書くつもりです!
私がファーマシーに行ったときは、お勉強前だったので苦労したわけですが、今度行ったときはおみやげ用の薬局コスメも買えちゃうかも?
ではでは!