こんにちは。今回はビジタービザの取得について考えてみました。在日フランス大使館のビジタービザのページやいろいろな人の記事を参考に、初めてのフランスビジタービザ申請をしてみようかと思っています。
このページの内容
はじめに
というのも、前回の渡航が 2019/5/7〜7/4(出入国日)の2ヶ月間でして、簡易計算で5月の6ヶ月後にあたる11月が日数クリア日になるのですが、1ヶ月間のあまりを11月から逆算して10月が再入国最短月、計算してみると「10/3からOKですよ」ということなのですが、所用があって9月から入りたいのです。
普通に9月に入ってしまうと1ヶ月しか滞在できず、10月にはまた帰国しなければいけません。また11月からは入れるのですが、10月だけは日本に滞在しないといけないわけです。
9月から12月までの3ヶ月間滞在するには「ビザ」の発行が必要だと思い、ビジタービザを調べてみることにしました。
私のフランスの滞在先は、田舎町なので語学学校に通うことができません。また駅も遠く徒歩は無理です。ですので年齢的にワーホリ無理ですし、就労もしませんし学生等のビザは最初から視野に入れませんでした。
注意点
- 申請理由に見合っている期間を申請する必要がある。
- 他の方のサイトによると結婚を理由に申請できるビザの期間は「6ヶ月」だそうです。
- 在日フランス大使館は電話での問いあわせは受けつけていません。
- 在日フランス大使館へメールで問いあわせるときは、簡潔に箇条書きでYes/Noで答えられる質問をすると返答率がいいです。(わたしは10分で返ってきました)内容によっては返答が得られない場合もあるそうです。よくある質問に回答がある場合など。
- 「読みやすい字で」「すべての欄に記入」と書いてありますが、PC入力でも問題ないと在日フランス大使館に確認をとりました。ただし最後の署名は必ず手書きにすること。
- これから揃える申請書類等は、すべて英語もしくはフランス語で記入しなければいけないとのです。英語用とフランス語用と2種類の申請書がありました。流暢でなくとも、短文でもよいので確実に意味が通る文を作成しましょうとのことです。
良いお知らせ!
★フランスから取り寄せる書類は、
郵送ではなくPDFでも良いとのことでした。保証書などの「お手紙」系はもちろん、各種証明書(公共料金など)もPDF化してメールで受信し、日本で印刷して提出でOKだそうです。
PCで作成する(日本・フランスどちらでも作成は可能)
↓
フランス現地で印刷してもらう
↓
フランスで自筆でサインを入れる
↓
その後、スキャナーなどでPCへ取り込み、PDF化する
↓
メールで日本へ送ってもらう
↓
印刷して提出書類とする
★OFIIの手続き簡略化
2019年2月18日よりフランス移民局に行かずに良くなりました!!このネット登録には申請料金が必要になります。ビジタービザの登録に必要な申請料金は 250ユーロ だそうです。
2019年2月18日よりOFIIの登録方法が大幅に変更いたしました。
OFII の紙は不要です。フランス入国後3ヶ月以内に以下のサイトで登録が必要になります。
概要
提出するものは全部で 14 点です。
- 必要書類リスト
申請時に必ず提出する書類(自分で準備) 4点
- 1. 長期ビザ申請書 1 部 ダウンロード
- 2. 証明写真 1 枚
- 3. パスポート&パスポートのコピー
- 4. ビザ申請料金 約13,000円
その他の必要書類1(自分で準備) 5点
- 1. 動機書(規定なし) 要文書作成
- 2. 社会的立場の証明書 要文書作成
- 3. 労働しない旨の誓約書 ダウンロード
- 4. 経済証明書(貯金残高)
- 5.(長期)海外旅行傷害保険
その他の必要書類2(第三者が準備) 4点
- 1. 住居提供証明書 要文書作成
- 2. 身分証のコピー(両面)
- 3. 物件所有証明書のコピー
- 4. 最新の公的書類のコピー
パスポートの受領に必要な書類 1点
- レターパックプラス
必要書類リスト 1枚
在日フランス大使館ビジタービザのページの下のほうに「必要書類リスト」があります。この用紙もチェックを入れていちおう提出するようです。こちらのリストをダウンロードして印刷してください。
申請時に必ず提出する書類(自分で準備) 4点
(以下の書類がない場合、申請は受け付けない)
1. 長期ビザ申請書 1 部
在日フランス大使館、ビジタービザのページの下のほうに申請書のダウンロードがあります。この申請書の書き方については長くなるので別の記事にします。作文ではないので簡単です。
2. 証明写真 1 枚 30円〜
背景は「白」限定です。白い服での撮影はやめましょう。携帯アプリ+セブンイレブン写真印刷なら30円ですみます。
正面、無帽、背景は白、35×45mm、スキャンした写真は不可) 申請書の写真欄に貼り付けること。
3. パスポート
パスポート本体と、個人情報と署名のページをそれぞれA4コピーして持っていく。
4. ビザ申請料金
書類の提出日に、日本円の現金でお金が必要です。99ユーロ*その日のレートをかけた分の現金となります。今のレートは 121.8 円 * 99 ユーロ = 12,058.2 円
99 ユーロ相当の日本円。支払は現金のみ。ビザ申請が却下された場合でも料金の返金は不可。
その他の必要書類1(自分で準備) 5点
該当するすべての書類を提出のこと。
1. 動機書(規定なし)
2. 社会的立場の証明書
「無職」の場合には証明書を発行してもらうところがないため自分でフリーフォーマットのお手紙を用意しなければいけません。前職とほんの一言「無職です」と書いただけですが、テンプレートとしてわたしの例を残しておきます。
3. 労働しない旨の誓約書
フランス大使館のホームページでダウンロードして印刷します。自筆で上から順に記入していけばOKです。
→ フランス大使館のページから誓約書(PDF)をダウンロードしてください
4. 経済証明書(貯金残高)
銀行に取りにいきます。英語訳の残高証明は普通の残高証明より高いことがあります。
→詳細などはこちら
→身元保証書のテンプレ
自己資金に問題がないとき保証人は必須ではありませんが、保証人を立てた方がビザが取りやすくなることがあるようです。自己資金が足りない場合などは親・恋人どちらでも良いですが保証人は必須となります。
最低申請期間は4ヶ月からですので、最低貯金残高は
250万円(1年) / 12ヶ月 * 4ヶ月分 = 約 84 万程度となります。
(本当に84万円でいいのか大使館へ確認したところ、問題ありませんとのことでした!)
5.(長期)海外旅行傷害保険
フランス入国日から全滞在期間をカバーする、フランスで有効な医療保険証券(長期海外旅行傷害 保険)
海外旅行保険に入らないといけません。ビザの最低申請期間だけでも4ヶ月、1年で申請する方は12ヶ月分の保険を買う必要があります。この証明書も英語またはフランス語で取得しなければいけません。
その他の必要書類2(第三者が準備) 4点
滞在先(受け入れ先)に揃えてもらう必要があります。たいていは恋人や婚約者・ホストファミリーとなるとおもうので、ここでの第三者は「とある人」とします。(ホテルやゲストハウスでも可能です)
1. 住居提供証明書
フリーフォーマットということで公式テンプレートはありません。「お手紙」形式で良いようです。住居提供者が作成する必要がありますが、
2. 身分証のコピー(両面)
フランス人の場合・・・フランスの滞在許可証
日本人の場合 ・・・フランスの滞在許可証 + パスポート
家族でお住いの家に滞在させてもらうのであれば、家族全員分の身分証が必要。
3. 物件所有証明書のコピー
持ち家の場合・・・家を購入時の物件所有証明書、税金納付の証明書
賃貸物件の場合・・・賃貸契約書
物件所有証明書が見つからない場合は、所有している物件の固定資産税などの納税証明書(昨年度分)のコピーでも可能。
4. 最新の公的書類のコピー
- 1カ月以内に発行された住居提供者の住所を証明する公的書類(公共料金の請求書など)
- または住居提供者の最新の家賃領収書
1ヶ月以内となっていますが、2ヶ月前のものでもOKだったと別の方の記事には書いてありました。最新のものがどうしてもないときは、説明書きを添えることで2ヶ月前のものでも受け取ってくれるのかもしれません。
パスポートの受領に必要な書類 1点
書類というか「物」
1. レターパック510(赤)
郵便局で赤色のレターパックプラスを購入し、持っていきます。近くの方は直接大使館へ取りに行っても構いません。その場合はレターパックは不要です。青色と間違えないようにしましょう。
510円 → 520円(2019/10月から値上がり)
まとめ
必要なお金
- ビザ申請料金:99ユーロ相当の日本円 99ユーロ * 121.4円(2019/7/18) = 12,018.6円
- 銀行での残高証明取得 2160円くらい
- 写真 800円くらい
- レターパックプラス 510円
- 海外旅行保険 5万円くらい
- 移民局のサイトで滞在登録申請 250ユーロ
- (大使館への移動費が必要です)
- (貯金残高も必要です)
合計
合計 65,489円 + 250ユーロ(約3万) = 95,489 円
この他に、残高証明を取りに行ったり、郵便局へ行ったりとした交通費もかかりますしね。地方にお住まいの方は大使館への移動費が大きいのではないでしょうか。
わたしの場合は、約10万円で1ヶ月(9月)を買う、という感じです。必要経費として考えるとまぁ悪くはないような・・・、でも高い出費ではありますね。
おわりに
4ヶ月のビザで、実は7ヶ月滞在できるのを知っていますか?
ビザの期限が切れる頃に、1泊2日以上でいちど近隣国(シェンゲン外)へ出る必要がありますが、4ヶ月の保険料と7ヶ月の保険料ではかなりかわりますし、貯金額も4ヶ月分だけで良いのでだいぶ助かると思います。
また、「ビザ終了後」について「ビザが終わったら、ビザ発行国の日本に一度帰らなければいけないのかな・・・?」などのいろいろな疑問、とくに一時帰国の必要有無についてを知りたい方はこちらを参考にしてください。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
では!