旅先ですべって肋骨付近からポキっと音がした。数本骨折したけれど病院へ行かない判断

こんにちは。今年も異常に暑い夏ですね。

ことしも6月7月の2ヶ月をフランスベース(今のところ、ヨーロッパでの基地にしている場所)で過ごしてきましたので、色々な思い出話をつづりたいとおもいます。

はじめに

ということで、今回の旅では到着して5日目にタイトルの通り骨折しました。
我ながら・・・行ってさっそくのどんくささです。

骨折にいたった経緯〜ほぼ治癒するまでの2ヶ月間、どんな感じだったかをご紹介したいと思います。

 

骨折した経緯

フランスベースではお家の中でも靴を履くのですが、この靴がですね、自分の足よりだいぶ靴が大きいのです。

なぜ靴が大きいかというと、冬にもこもこソックスを履いて履けるようにちょっと大きめ(だいぶ)なものを置いてあるのです。私の足は24センチなのですが、この靴は27センチ。

ちなみにこの靴は「クロックス」です。

 

クロックスの批判ではありませんよ!

むしろ、クロックスが履きやすくていいんですよ。良すぎるんです。

 

冬にビーチサンダルを使うと冷えますし、靴下を履いた状態でも履けなくはないのですが、やっぱり不便で。

家の中なのでスリッパもいいのですが、ゴミを出すときとかちょこっとお外に出るときもあるし。
それにクロックスは軽いから、足の痛いとき・疲れているときにも履きやすくて。すぐに洗えるし。

おうち靴としてはとってもとっても便利なクロックス。

ブームはさりましたが覚えていますか? これですこれ。↓

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さて、もこもこ靴下のいらない夏の時期でも、この足よりだいぶ大きいクロックスを履いている私です。
かつ、ちょこっと酔っ払って家の中をウロウロしていました。

骨折の理由なんて、もったいつけましたが、なんてこともありません。夜な夜な楽しく飲んで、酔っ払っていたこともあり、うっかり、自分の足を踏みました・・・。

自分で自分の足を踏んで転ぶという失態。

そして不運にも、足元にはローテーブルが・・・。

 

手には物を持っていたので、全体重で右胸(肋骨)からローテーブルにダイブです。
ダイビングは好きなんですけれど、このダイブはもうごめんです。。。

うう、、、痛くて声も出ませんでした!

 

大きな物音がしたので家の人が駆けつけてくれましたが、

何にもないのになんで転ぶの?! と最初は笑っていましたが、あまりの痛さに涙目で口パクパクしていると、ちょっと心配してくれました。ちょちょりでそうな涙は必死にこらえました。

とりあえず、酔っていましたし、その日は痛いのを我慢して平静を装いつづけました。

 

肋骨を骨折。自分でわかるものか?

平静を装うの・・・簡単じゃなかったです。

でも確実に、ああ、折れた・・・という自覚はありました。

 

肋骨の骨折は通常、見た目に血が出たり、腫れたりはしません。

交通事故レベルで車や何かとぶつかると、骨が折れて、折れた骨が皮膚を突き破ったり肺に刺さったりして、胸部に出血によるアザができたり血を吐いたり、、、と見た目的にもヤバいことになりますが、この程度のポキっとでは見た目には何も変わりません。

できたのは、テーブルによるスリ傷くらい。

ですが、ほんとに、ほんっとにけっこう痛いです!

胸部前面からななめに背面にまで激痛です。

 

折れた音はというと、ローテーブルにぶつかったので、大きい音はしましたが、折れた骨の音は聞こえませんでした。
(過去2回くらい、肋骨を折っているのですが、チョークが折れるようなパキッという乾いた音がします。)

 

つらかったことは、姿勢を正すことはできないこと。
猫背がちで過ごすことになります。

 

そして何より我慢が必要だったのは、おおごとになると大変なので、浅く呼吸をしながら、耐えるのみ。

だって、病院には行きたくないもん、、、!

お酒を飲んでいたので、この日は鎮痛剤を飲みませんでした。
お酒効果でぐっすりやすめました。

 

肋骨の骨折で、病院に行くか行かないか

翌日、ベッドから起き上がれませんでしたーーー

上半身を起こすことができないんですよ。

  1. 腹筋NG
  2. 背筋NG

腕のちからMaxでうつ伏せになり足から、ベッドからずりおります。

 

歩くことは普通です。猫背がちで息は浅いですが、問題ありません。
起きてすぐに、鎮痛剤を取りに棚までGo!です。

<できなくなったことまとめ>

  • ベッドから起きること
  • 寝返り
  • サクッとしゃがむこと・サクッと座ること
  • 高いところの物を取ること
  • 長時間立っていること
  • 振り返ること
  • くしゃみ
  • 普通に笑うこと
  • お腹いっぱい、腹10分目までご飯をたべれなくなった。
  • 買い物袋(重いもの)を片手でもてない。

 

平静を装ってなるべく普段どおりに生活しているのですが、上記のような動作が不自然すぎて病院に行くかどうかと聞かれます。

<病院にいったらどうなるか>

  1. 家の人に付き添ってもらわないといけない
  2. 診察をするためにわりと並ぶ
  3. レントゲン撮る
  4. 診察2回目をする
  5. 処置はなし
  6. 痛み止めのお薬が出る
  7. 多額の治療費(慈悲なき自費)を支払う

ということが簡単に想像できます。
そして何時間も待つわけです。
言葉ができないので、いちいち通訳してもらわないといけないです。
いっぱいお金が必要になります。

ちなみにですが、肋骨って自然治癒しか治療方法がないです。

もらえる薬は鎮痛剤のみ。
必要なら、固定用コルセットを買います。

胸部用のコルセットはこんなの↓

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ということで、ファーマシーで鎮痛剤を買ってもらいました。8ユーロくらいだったかな。

時間もお金も、人手ももったいないので、私は・・・病院へは行かない!と判断。

皆さんなら行きますか?

私は、知らない土地で、自分の症状をうまく伝える自信はありませんでした。
それに、なんでこんなことになったの?といわれたとき、説明するのがめんどくさいなと思っていました。

最初の3日

ぜんぜん痛みが引かない。もうこれはお医者さんに頼るしかないのか!?と、行ってもどうもならないのに救いを求めはじめますが、ここはぐっと我慢です。

鎮痛剤は1日3回です。
夜はたまーにお酒で散らしました。(よく寝れます)

全体的に腫れてる?のか、どこが痛いのか、まだはっきりはしません。

まぁ、激しくテーブルにぶつけたのでふつうに「打ち身・打撲」のような痛みもあるのでしょう。

なんといっても、寝返りがつらかったですね。

 

1週間目

腫れが治まってきたような気がしました。
痛い場所が面から点へと変化。

前後に5箇所くらい、痛いポイントがありました。

行動制限はぜんぜん広がりません。

いや、ちょっと広がったかな。平静を装いやすくなりました。

家の人がホームセンターに連れてってくれ、ハムスターに癒される。

 

2週間目

家の人が「折れてること」にだいぶ慣れ始める。あれはできてこれはできない、の認識が広まる。

スーパーへ買い物に行ったら、ただの付き添いで終わる。
なんだかすごくジェントルな、ジェントルマンと一緒にいるようでちょっとだけいい気分になった。

いや、家の人はいつも、とっても、もともと、ジェントルマンですけれど。

 

ジェントルマンが、冷蔵庫のヨーグルトを勧めてくれた。
確かにカルシウムを取るのって大事だよね。

でも、これ、期限・・・完全に過ぎてるよね・・・。

結局食べましたけど。(まったく問題なかった)

 

あれやってー、これやってーーー、コップトレナーーイ〜!と子供のように頼みまくった時期。

寝返りは相変わらずつらい。笑うのもくしゃみも。

 

3週間目以降

不自然な寝返りのプロになってきた。

いや、痛みが引いてきたから寝返りしやすくなったのかも。治癒しているのが確実にわかる。

肋骨程度に、病院なんて必要ないと、再度思った。

くしゃみが軽くできるようになる。まぁまぁ笑える。

触れると痛いが、もうほとんど平常運転可能。

棚の高い物をとったりと、リハビリをはじめる。
これをやらないと可動域が広がらない。

状態はよくわからないけれど癒着ってことなのかな?

なるべく、できる範囲で動かすように心がけた。

 

帰国したときの状態

2ヶ月も経てばほぼ完治。

ミドルキックを受けるのはまだ無理だと思うけれど、もう痛くも行動制限もまったくないです。

結局お医者さんへは、レントゲンをとりに行きませんでした。

今度検診があれば、胸部レントゲンを見ればわかるだろうと。

 

おわりに

お医者さんへ行くか行かないか、の判断が正しかったかどうかはわかりません。

ちなみに、行っていてもクレジットカードの海外保険で、まかなわれたと思います。

掛け捨て型の海外用旅行保険に入っていなくても、クレジットカード付帯の傷害保険でなんとかなります。

海外であれば、数100万〜以上の傷害による治療費用が出るのが一般的かと思います。

旅行の際にはクレジットカードの保険の項目をよく確かめましょう。
クレジットカードでチケットを買う必要があるか、持っているだけで良いタイプか、旅行計画時に確認を。

 

肋骨は自然治癒しかないことを知っていたので、このようにしましたが、内臓系で具合が悪くなった時はすぐに受診しましょう。

 

では、では〜〜!

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