日本では結婚パーティだと、会費が決まっていたりしますね。
ハワイやバリ島で結婚式を挙げる人も多いと思います。その際は、会費か決められていない場合はお気持ちとして、いくらかのお祝い袋に包んでもっていくと思うのですが、フランスでは前もってアナウンスされることはないとのことです。
このページの内容
はじめに
今回、在仏して長くフランスに住んでいる方と日本に住んでいる方(日本人同士のカップル)が結婚することになりご招待をいただいたのでした。ちょうど私も渡仏している時期だったのでもちろんお伺いするとお返事したもののいろいろ迷ったことがあります。
もちろん招待状には会費は書いていません。そして、パーティがどういうものか、食事がどんな感じなのかも予想がつきませんでした。
招待状の内容はというと?
招待状をよく読み、情報を拾います。また、お食事の内容については個別でメッセージのやりとりで聞かれました。ということで、お食事が出るようでした。
- 会費の記載はなし
- 海の近くであること(住所・レストラン名から)
- 15時集合であること
- お魚かお肉か
以上。これだけです。
質問したいことはいっぱいありました。
- フランス式か日本式のパーティなのか
- どのようなタイムスケジュールなのか
- 会場はどんな雰囲気か(フォーマルかカジュアルか)
- 服装はどんな感じがいいのか、色の指定はないか
- 会場は何時までつかえるのか
- 食事はコースなのかどうか
- 食事は何時から始まるのか(ランチとしてか夕食としてなのか)
- プレゼント(お祝い)は必要なのか
- 会費はいくらが妥当なのか
などなど。でも、あまりジタバタと聞くのはスマートじゃないなと思い、質問はせず、フランス式だと仮定して周りに聞いてみることにしました。
フランスでは一般的にどうなのかを聞いてみる
周りのフランス人に結婚式パーティについて教えてもらうことにしました。
それによると
- 会費はないので、20〜50ユーロ(/人)くらいが妥当
- むしろ払わない人もいる(収入レベルによる)
- ネクタイはいらない
- ドレッシーすぎる必要はないので普通のワンピがいい
- 露出(肩や足)が出ていても、似合っていれば問題ない
- パンプス(ヒール)でなくていい
とのこと。えええ、払わないってどういうこと?と思いますよね。
会費について
フランス人のパーティだったらお店にもよるそうですが、50ユーロ(/人)は払い過ぎかもしれないという人もいました。20〜30でいいんじゃない?と。
基本は「お呼ばれスタイル」なので、若いカップルの場合やカジュアルな(飲み会に近い)パーティだと払わない人もいるよとのこと。
とはいえ、いい大人ですし、なにかしらのお食事が出るのでもちろん払います。払い過ぎかもしれないという50ユーロ。でも日本人カップルの会費より全然すくないですよね。
プレゼント(お祝い)について
聞いてみたところ、お食事でその場で出すワインを持っていったりはしますが、結婚のプレゼントは必要ないそうです。持ち込みとしてのワインですので持ち込み料がかかることがあります。
お洋服について
もちろん6月のジューンブライドなので、この日の天気を長期予想で確認しました。
最低温度が 19 度〜最高温度 28 度
との予想でした。28度ということは日中はそこそこ暑くなりそうな予感でした。
次にお店をネットで調べてみると、避暑地のダイニングレストランという感じでした。雰囲気的にフォーマルやドレッシーにする必要はなさそうです。
男性はスーツ+スーツにあわせた靴が妥当ですね。もちろん色は赤でも水色でもお好きなものでいいですし、柄シャツも問題なしです。ジャケットは季節的に必要ならもっていけばいいですし、基本的にネクタイは不要です。でも蝶ネクタイは可愛いですね。
女性は、今回の場合は海辺ですし、リゾートっぽいマキシワンピ・ノースリーブや半袖の夏でも着れるワンピースがいいかなと。足元はヒールのオープントゥサンダルか、いつものペタンコパンプス(バレエシューズ)がいいかなと。
風があると寒くなりそうなので、はおりものも必須です。
お食事について
フランスではどんなパーティでも、会場について挨拶を終えたらそれぞれすぐに着席、全員が座ったら食事開始ということはないのです。
会場についたらホスト(主役)と挨拶をして、ビュッフェスタイルで置かれている飲み物と食事(フィンガーフード)を他のゲストとおしゃべりしながらつまむという感じ。もちろん立ったままです。
この時間がどのくらいとられているかはパーティによります。
でも14時スタートと書いてあったので、「お肉かお魚か」を選んだお食事はいったい何時に出てくるのだろう?かと。
お昼ご飯はブランチにするなり軽く食べていったほうがいいだろうし、
晩ごはんは別に食べる必要があるのだろうけれど、お腹が空くだろうかということ。
14時から何時までなのかわからないですし、お腹と相談しようにも相談のしようがありませんでした。
⭐️ちなみにこの問題はパーティが始まっても謎のままなのでした!!
さて、では、今回のパーティの様子を「行ってみてどうだったか」を答え合せしていきたいと思います。謎だったところがクリアになりました。。。
パーティに行ってきました!
当日はこのワンピースを選んでみました。色の指定はなかったので、暑すぎずカジュアルすぎないスタイルにしましたよ!
会場到着!
パーティ会場はカジュアル心地よい風が吹き抜ける、気持ちのよいレストランでした。ブリッジ左が通常のレストラン、右がグループ貸切できる「はなれ」になっていました。
ガーデンウェディングのようにレースで飾り付けているわけではなく、いつも通りのお店の様子でした。
パッとみた感じ、やはり、もちろんフランス式でビュッフェ形式でアペリティフが用意されていました。このアペリティフタイムがいつまで続くのか等のアナウンスはありません。タイムテーブルはその時にならないとわからない感じです。
そして、迎えてくれた新郎新婦はというとお式の衣装そのまま!
お式に参加できなかったので、素敵なウェディングドレス姿を見ることができてよかったです!きれいでした!!
ウェディングドレスはそのままでは、裾を擦ってしまうので腰のあたりでとめていて、ロングスカート丈になるように工夫されていました。
会費は誰に???
会費はというと寄付Boxみたいな箱が置かれていて、その横に封筒も用意されていました。この封筒に現金を入れてポストに投函するような仕組みです。すべての結婚パーティがこうなのではないと思うので参考までに。
私はお手紙をいれるような黄色の封筒にいれてボックスに入れました。封筒の裏には名前を書いておきました。
さて、ここからはこんなスケジュールで進みました。
タイムスケジュール
- 14:00 会場到着
- アペリティフタイム(立食雑談)
- 15:00 ビーチへ移動
- ガータートス
- ビーチで自由時間
- 戻って着席
- 16:30 ワンプレートメイン
- ケーキカット
- デザート(ケーキ)
- 17:00 コーヒー
- 自由時間がつづく
- 18:30 お先に失礼する
こちらのパーティでは、余興があったり、みんなでビンゴ大会がをするわけではなかったので、ひたすらおしゃべりするしかないのですが、なかなか時間がたたなくてちょっと間延びした感じになってしまっていました。
お食事
お肉かお魚か、ということだったので3プレートかと思ったのですが、1プレートとウェディングケーキのコースでした。
アペリティフをちゃんと取っておかないと16:30までお腹は持ちませんでした。フィンガーフードの中には生カキなどもあり、前菜としての役割を持っていたのでしょうね。
クロダイ1匹をハーブ焼きしており、爽やかなフルーツソース(パッションフルーツ)とラタトゥイユなどで飾り付けられていました。
その後にはケーキカットがあり、2段ともちゃんと食べれる本物のケーキでした。粉糖で作ったアイシングがされており、カットしてみると、イチゴのショートケーキでした!!
一番上の飾りにはモザイクをさせてもらいましたが、ケーキはこんな感じでした。
しかも甘いかと思ったら優しい甘さでぜんぜん食べれる!(甘いものはけっこう苦手です)
どちらかというとお家で作ったスポンジケーキという感じで懐かしいお味でした。アイシングのところだけ練乳のような甘さなのですが、スポンジや生クリームとの相性が良く半分くらいは食べれました。
さすがフランスのケーキといったところでしょうか。
いや、私の好みが手作りスポンジケーキ味なのかもしれませんが、美味しかったです。
帰るタイミング
コーヒーも飲み終わり、さてどうするかと・・・。18時になっても、飲む人は飲んでいて、半分くらいの人は外へいってしまいました(雑談しながら日光浴とのこと)。お店のバーカウンターで飲んでる人もいるし、各自、自由に行動しています。
そろそろかなと思い、18:30頃、そろそろ出ますと伝えおいとましました。
ホテルに帰ったあとすこし休憩してから、外食に出かけました。きれいな夕日をちょうどみることができてよかったです!!
おわりに
これは一例ですのですべての結婚パーティーがこれと同じではないと思います。
他に参加するお友達やお知り合いがいるのでしたら、会費や服装は相談しながら決めるとよいと思いますし、いずれにしろ「正解はない」感じです。
主役夫妻に楽しんでもらえたらいいのではないでしょうか。
では、これにて。